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カワセミ「久方ぶりだぜ~。人を殴るために俺は、生きるんだ~」
僕「やめろよカワセミ、もう染んでるじゃないか、それ」
カワセミ「俺は死体蹴りが好きなんだ。止めるな」
僕「(最近カワセミの様子がおかしい。数日前から人を殴ってやると言い僕の家を飛び出していった。)」
僕「ねぇカワセミ」
カワセミ「なんだ」
僕「カワセミは最近何故人を殴るんだい?」
カワセミ「それが…俺の宿命だと気付いたからだ」
僕「カワセミ…君…なんてやつだ…」
カワセミ「おまえ…俺に逆らうのか?殴って良いか?殴りたくなってきた」
僕「な、なにをするダアッー!」
カワセミ「なんだ!お前!抵抗するな!殴る!殴る!」
僕「いたいよ!いたいよ!」
遺体「もうやめるんだ」
カワセミ「お前は…俺が撲殺した遺体じゃないか!」
遺体「おまえのパンチは痛い。人を傷付けるな。泣いているじゃないか。」
カワセミ「父さん…俺…間違ってた…こんなこともうやめる」